地元ではある跡地開発をめぐって論議が起きています。
初めにお伝えしておきますが
僕個人は賛成でも反対でもありません。
もう一度言いますが、賛成でも反対でも無いです。
独特なスタンスで言えば結構「廃墟好き」なので
放置される意見としてはそのままでも良いかな~?と
反対の意見でもちろん正当に感じる意見も有ります。
ただ、安易なポジションに感じる点が有ります。
それが今回の「森が海を育てる」理論です。
僕を含めての話ですが、
皆さんはそのシステムを本当に理解しているでしょうか?
「なんとなく聞いた事が有るからそうなんだろう」
では無いですか?
僕も熱帯魚を長年飼っていたので
多少なりとも環境には関心が有ります。
それでも肯定・否定出来るほどの知識は有りません。
逆に熱帯魚飼育なんて環境を考えればもってのほかです。
今は飼育していませんが、それでも好きだし
いろいろ考えるきっかけはくれたと思っています。
賛成・反対はあくまで別にして
検索で新しく知ったことをお伝えして
考える上でのヒントにしていただければと思います。
ざっくり言っちゃうと
ここを読んでもらえれば僕がつべこべ言わなくても
理解できると思うんですが、
あえて自分なりに要約すると
海中の植物(海藻やプランクトン)には栄養として
地上の植物と同じに「窒素とリン酸」が必要だが
これを取り込むのに「鉄分」が必要。
しかし海藻やプランクトンは
「フルボ酸鉄」にならないと鉄分が取り込めない。ー理由1
このフルボ酸が出来るのに「腐葉土」が必要ー理由2
河川には海の100倍から1000倍の鉄分が含まれているー理由3
理論的にはこんな感じです。
個人的にプラスするなら海鳥が魚を食べて森に行ってフンをすれば
それが栄養になって木が育ちます。それがサイクル的な話です。
「豊かな海を育てる豊かな森を育てる」は、簡単な事ではありません。
幸いにして私たちの居住エリアは水が比較的豊富です。
その恵みは山に降る雨からもたらされるものです。
荒れているかは別にして、山には森林も腐葉土もあります。
私たちの海がMAXに豊かかどうかは別の要因も有りますが
振り返って海岸沿いの森林にどれだけの「腐葉土と鉄」が有るのか?
松林が無くなると変化が有るのか?
もちろん調査してみるのも良いかも知れませんが、
心情ではなくちゃんと理論的に立証するならばそこでしょう。
調査したら保全派に不利な面も出てくるかも知れません。
ただ保全理由の一つとして含めるならば
ちゃんと理解した上で主張するべきだと思います。
安易な理由が入っていると、逆にひっくり返される危険性が有ると感じます。
僕は実際に最近「海辺の野鳥」を探して海岸沿いの松林に入りましたが
逆に松や自然に生えた雑木とは言え
表面上は一応砂ではなく土壌をなしており
豊かな自然とは断言出来ませんが、思ったほど貧相でもないなと。
野鳥が繁殖しているかはわかりませんが、
海辺の環境に適した海辺を好む野鳥が居るのも事実です。
念のために言いますが、
今回の話はあくまで論点の一つについて考えたもので
総論での結論を決定づけるものでは無い事は
ご理解いただければと思います。
むしろ税金を使う問題ですから
住民の理解も含めて
納得できる結論になる事を祈ります。
どっちかって言うと僕が気になるのは…
過去の津波の被害の歴史を見ると
「津波避難タワー」くらいで安全なのかな?と
新築の家も増えてますけど、大丈夫なのかな?と
資産だし民主主義の国なので強制は出来ないから
海辺のゆったりとした生活も豊かだとは思うけど
個人でじっくりと考えて判断して欲しいなと思います。
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